■ 激安に見えるが、総額はむしろ高くなる?
いろいろなケースがありますが、よく見かけるのは次の2パターンです。
1.安いのは本当にミニマムの、商用ホームページにはほど遠いページ作成のみ。レイアウトデザイン、画像の加工、ページ追加等のオプションをあとから勧められ、5〜10万円上乗せになる。
2.ホームページ制作自体は安く済むが、レンタルサーバー費用や保守管理費用などが月額や年額でかかり、1年間にかかるコスト全体を見ると決して安くない。
各社のサイト上の説明をよく読むと書いてあったりします。「見積もり」コーナーがある場合は最低価格で済むことがほとんどないので、まず先に見積もりを取ってから検討に値するか判断しましょう。
■ 豊富なテンプレートでまやかされる驚きの事実?
テンプレートを利用すると制作時間が大幅に削減できるため、多くの制作会社が利用しています。しかし、豊富にテンプレートが用意されていても、実際に使えるものは限られているので注意しましょう。
例えば、「5ページセットのテンプレート」なのに、テンプレートのイメージ図には10以上のリンクが見えるもの。これは予想以上にノッペリしてしまうか、追加ページ分の料金を請求されるかのどちらかです。
テンプレートのイメージが英語のもの。これは海外テンプレートをそのまま流用していますので、メンテナンスしたくなっても融通がきかず、毎回ゼロから作り直すことになる可能性が高いです。
現在の事業ステージや掲載できる情報量・内容をイメージした上で、バランスの良いテンプレートを選ぶことが重要です。
★i-PRO WEB制作のホームページ制作パッケージで利用しているテンプレートは、いずれも事業紹介に必要十分な内容となっており、また色合い調整や写真加工だけでオリジナルな雰囲気を出すこともできる、とても効率の良いものとなっております。
■ 制作ソフトで自分で作るのはかえって高くつく?
初心者ならホームページビルダー、プロっぽさを出すのであればドリームウェーバーが人気の制作ソフトですが、ソフト購入費用だけがコストではありません。使い方の理解と試行錯誤とで、簡単なものでも数日かかります。それに加えてドメインの取得やレンタルサーバーの手配など、耳慣れない言葉が多く予想以上に時間がかかるものです。
タイムイズマネーとはよく言ったものですが、慣れないことに非効率な時間を費やすより、プロに任せてしまって、自分は売上をあげるための活動に時間を使ったほうが効率的でしょう。
■ ちまたの「ホームページ作成マニュアル」で本当に作れる?
秘密のテンプレートとマニュアルで短期間にプロ並みのホームページが作れる、それが本当なら魅力的です。しかしそれで作れなくて、結局制作会社に依頼される方が多くいらっしゃるのも事実です。
マニュアルといっても、ホームページビルダー、ドリームウェーバー、フォトショップ、イラストレーターなどのソフトを使う前提になっているものがほとんどですので、ソフトを持っていなければ購入するところから始まります。しかも、日数の目安は作業がスムーズに進んだ場合ですので、パソコンに不慣れであれば、表記の倍以上かかることも覚悟した方がよいでしょう。それだけの期間、本業を離れてパソコンと向き合い続ける覚悟があれば、自分らしさを直接ホームページに反映できるのでチャレンジする価値ありです。
また、中にはレイアウトやコンテンツの修正がほとんどできない、編集の自由度が低いテンプレートをベースにしていることもありますので、十分に中身を検討ください。
■ 直接更新機能や埋め込みブログなどの機能は本当に必要?
充実した直接更新機能を売りにしているパッケージを見かけるようになりました。ホームページ運用担当がいる会社ならそれも便利でしょう。しかし少人数や個人でビジネスをしているのであれば、それほど頻繁に更新することはありません。せいぜい月1〜2回でしょう。余計な機能をつけるとコストアップになりますので注意してください。
ブログを作る場合は、自社サイトのドメイン内にあっても、気づいてもらえず集客できないことが多いです。大手のブログ運営会社(無料のものが多いです)で作った方が多くのアクセスが見込めるので効率的でしょう。ブログサイトとホームページで相互リンクを貼ると、アクセスアップにつながるのでお勧めです。
■ 制作費が高くても、完成度に比例するとは限らない?
多くの場合、制作費のほとんどが人件費です。大手の制作会社はプロジェクトを組んで複数名で分業し、また作業を下請け会社に出すためにコストがかさみ、結果として制作費用も高くなります。もっとも効率的なのは、優れた制作者が個人で請負をしているケースです(制作レベルの低い個人請負もありますのでご注意ください)。完成度が大手と同じでも、無駄がなくなる分、費用を安くできるのです。つまり、高いからといって、その分よいものができるとは限らないことを覚えておいてください。
フラッシュやCGIなどを多用しているサイトも、技術を必要とする上、制作に時間がかかるため費用が高くなります。現実的にはページ表示に時間がかかったりトラブルが起きやすくなるため、本当に必要なのか検討した方がよいです。また、技術面のプロであってもマーケティング・プロモーションの観点が欠けていると、一見きれいでも集客力の弱いサイトになってしまいますので注意が必要です。 |